2014年02月16日

舛添氏の朝鮮人虐殺発言と、都教育委員会の「江戸から東京へ」の取り組みの矛盾

舛添氏の都知事就任会見で、「?」と思うような発言がありました。


(舛添要一都知事)
「特に危機管理という面において、これから防災ということをやらないといけない時に、小さな危機管理ですけども、新型インフルエンザの危機管理をやりました。
で、例えば関東大震災の時に流言飛語っていうことで、非常に困った朝鮮人の虐殺なんてことがありました。
あれは正しい情報が伝わらなかったんで、新型インフルエンザの時は、できるだけどんな時間でも新しい情報を伝えると。従って朝は六時、深夜は一時まで何かあればお伝えするということで、メディアの皆さんも大変協力していただきましたし・・・」


危機管理や防災ということを話している時に、唐突にねじ込んできた感のある「朝鮮人の虐殺」という言葉ですが、何かのメッセージなのでしょうか?



現在政府も高校での日本史を必修化とする検討をしているようですが、都立高校では、国に先駆けて日本史が既に必修となっています。そして「江戸から東京へ」という独自の歴史の教科書があります。

東京都教育委員会のサイトには、「「江戸から東京へ」テキスト(教科書)の作成について」というページがあります。

これによると、「東京都教育委員会は、日本人としての自覚を高めるため、高校生に日本史を継続して学ばせることが重要である、という基本的な考え方に基づいて、都立高等学校における日本史の必修化を決定し、東京都独自の日本史科目「江戸から東京へ」を開発することとしました。」という目的のために開発されたテキストなのだそうです。

「江戸から東京へ」テキスト(教科書)について(都教育委員会)
(上記のリンクから実際の教科書の内容を確認することができます。)

この「江戸から東京へ」の目標の中には、「日本の伝統や文化とその価値に対する理解を深めることで、国際社会に主体的に生きる日本人としての自覚と誇りを養う。」という文言も含まれています。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr101216/pr101216_1.pdf

国ができないことを地方自治体が援護するようにリードし、国が認可できない教科書を作るというのは、非常に素晴らしい取り組みだと思っていました。

そしてこの「江戸から東京へ」は、歴史の学校教育で省略されがちな近現代史を、詳しくわかり易く順を追って纏められています。
歴史教科書にありがちな年表のような感じの事実の羅列ではなく、読み物のように理解しやすい内容です。
高校生が学ぶ歴史教科書としては、自分の住む街、国を愛する気持ちをはぐくめるような、検定教科書にはあまり見受けられないような、画期的な内容になっていると思います。
独自の教科書なので、教科書検定の近隣諸国条項とは無関係ということもあると思いますが、石原氏や猪瀬氏や教育委員の方々が、近隣国からの批判を恐れない筋の通った毅然とした態度で教育に臨んでいたからこそ可能となった貴重な成果です。

実際に多方面から批判を浴びてもいるようです。批判している方は、反日的思想をもっている方々なのではないかと見受けられます。
『江戸から東京へ』―政治家の意向を受けて内容が変えられる
『教科書』があってはなりません
歴史教育者協議会

韓国のソウル市などから抗議書簡が都教委あてに発送されたこともあるそうです。
マッカーサー証言が教科書に
 〜東京都日本史必修教材〜



平成25年度の最新版では、23年度版で問題を指摘されていた「竹島や尖閣諸島に関する記述」や「北方領土の不法占拠について」、南京事件の「多数を殺害」という記述なども修正されました。
また、「日本はなぜ戦争を始めたのか?」というページが加えられ、大東亜戦争が自衛戦争だったという説やソ連の謀略だったという説も記載されています。
教科書『江戸から東京へ』の内容の一部修正について(リンク内に修正箇所を分かりやすく対比しているPDFあり)


更に、この「江戸から東京へ」の最新版では、もう一箇所改定された箇所があります。

実は、その箇所は舛添都知事の先ほど引用した就任会見での言葉にもつながるものです。

それは「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑」に関する記述で、23年度版では「大震災の混乱のなかで数多くの朝鮮人が虐殺された」と記述されていた箇所を、最新版では「碑には、大震災の混乱のなかで、『朝鮮人の尊い命が奪われました』と記されている」と書き換えられています。
つまり虐殺ではなく、奪われましたという表現に変わったということです。


これに関して東京都教育委員会は、「いろいろな説があり、殺害方法がすべて虐殺と我々には判断できない」というコメントを出しています。


東京都教育委員会の委員は、議会の承認を得てから都知事から任命されます。

就任会見での、朝鮮人虐殺に関する物言いは、明らかにこの「江戸から東京へ」の最新版の修正などの取り組みに逆行する発言だと思われます。

「いろいろな説があり、虐殺かは判断できない」という教育委員に対し、「朝鮮人虐殺があった」と言う都知事という図式は矛盾をはらんでいます。
今後、東京都教育委員会のこの画期的な歴史教育の取り組みが、舛添都知事によって改悪されることの無いよう、都民はしっかりと監視していかなければならないと思います。

百田さんは田母神さんの応援演説で、田母神さんが負けたら日本が五年十年遅れることになるという主旨の発言をしていました。
今まで積み重ねた東京都の歴史教育が、日本を牽引していたとも言える取り組みが、そのようなことにならないよう、今後厳しく舛添都政を見ていこうと思います。



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posted by やまと at 23:04| Comment(5) | 東京都知事選 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やまとさん、こんばんは。東京都のこの取り組みは全国に拡散されるべき内容と思います。こんな大事なことを今日まで知りませんでした。お恥ずかしい。石原さんと猪瀬さんを始めとする日本派の方々のご尽力に頭の下がる思いです。ほんとに有難いです。テレビと新聞のサヨク的報道を観ていると気分が悪くなるので(苦笑)、観たい番組だけを観るのみです(笑)。新聞取ってないです。サヨク日本人は自浄能力ないんですかね(^_^;)。私も最近までサヨクだったけど(苦笑)。高齢のサヨクの友人(70代半ば女性)は歴史に疎く、短歌や文学に造詣深い割に古事記や神話を知らなかったりします。しかし、サヨク系ジャーナリスト本や週間金曜日は欠かさずに目を通す(笑)。特徴的なのは、依存性の高さと誰かが悪いと愚痴る。これはサヨク日本人とどっかの国と一緒ですね(^_^;)。歴史現実軽視。中国人も韓国人も日本人も同じと彼女は考えている感じで非常に愚かな視点と視野で物事を観てると思うと嘆かわしくなります。←私もエラソーですが(苦笑)。石平先生や呉先生などの帰化された先生方のご本を読まないし、偏ってるんですよね。サヨク日本人が大問題だとそう思います。中韓北朝鮮アメリカ欧米との闘いと同時に、日本人のサヨクバカの攻略、日本派の創生と育成、もうカオス真っ盛り(笑)。凄い時代時期に生きてますね私たちは(^^)。日本に生まれたこと日本人に生まれたことは本当に幸運なこと、深くそう思います。雪害のニュースを見ると、厳しいようですが自然の怖さを知らない人が多すぎる感じがします。雪が降るという天気予報が出てるのにノーマルタイヤで外出するなんて雪国に住む者にはあり得ないです。雪が路面になくても冷温なら凍結して滑ることが経験値から分かるため無理無防備は避けますし。何にでも「怖さ」と「危険」があるのに、いかに利己的利益優先で御都合主義かが分かるし、それが如実にサヨク的でもあることを表してると思ったりします。長々とすみません(^_^;)。大森貝塚気になります(笑)。それではまた(^^)。
Posted by HNほっこり at 2014年02月17日 19:28
コメ追記させて頂きます。雪害にあわれご苦労されている方々のために、大難が小難となるようにお祈りすることぐらいしか出来ません。田母神さんの危機管理提案が活かされていない現実を直視し事前防備の徹底を行うチャンスと言えるかも知れませんね。後付けで言い訳がましいかも知れません。お恥ずかしい限りです。それではまた(^^)。
Posted by HNほっこり at 2014年02月17日 20:08
HNほっこり様、こんばんは!
ばたばたとしてしまいコメントが遅れてしまいました。申し訳ありません。

雪の被害が甚大で非常に痛ましいですね。まだ6000人もの方が孤立しているようで、一刻も早く、苦しまれている方々が日常生活に戻れるよう願っています。本当に他人事ではないですね。HNほっこり様の言うとおり、あらゆる事態を想定する「事前防備の徹底を行うチャンス」でもありますね。そのような取り組みが徹底されることを望みます。

東京都教育委員会の歴史教育への取り組みは、問題指摘を受けてその部分を修正するということが素早く、まさに国の何歩も先を行っていると思います。教育委員会は知事から独立している組織であるし、今後も反対派に押しつぶされずにこの姿勢を守り続けてほしいと強く思います。
Posted by やまと at 2014年02月18日 23:40
やまとさん、こんにちは。コメ恐縮です(^_^;)。今回の雪害は甚大なもので、弱い立場に置かれている方々には大変なご苦労をされていることと思うと心が痛みます。自衛隊の隊員の方々を中心に連日のご尽力に頭の下がる思いです。私の住む街は県庁所在地の地方都市ではありますが、大雪になると雪を捨てる場所がほとんどなくなり、さらに日陰だと最悪です。田んぼの広がる田舎の国道の方がまだマシと思います。また自治体によっては、除雪の上手い下手の差があったりして、除雪を委託する土建屋さんによっても、かなり除雪の差は出てくるようです(^_^;)。大雪の天気予報が出て、ずっと雪が降り続く状況の時は、こちらの方では深夜から早朝にかけて除雪が行われます。国道、県道、市道と公道はありますが、国道はさすがにきれいに除雪されている感じで、県道や市道となるとバラツキがあります(^_^;)。ところで、ネット難民である私の高齢の両親は、日本派です(笑)。昨年から私が読み終えた本を父に手渡ししているのですが、国会議員はまともな人がほんとに少ないと昔から嘆いてはいて、特に年金の減額には高齢者は怒ってますよね。日本型の終身雇用制がアメリカ型のグローバリズム化されると、ガタガタと崩れましたもんね。自分たちさえ良ければいいと言う利己主義が蔓延してしまいましたね。明治維新、戦後と、日本の良さがここ100年でこんなにも崩れてしまうなんて、白人優位主義と事大主義、許せないです。未だに白人優位主義で世界は回ってるし、事大主義にしたって、なんで2千年も同じことを繰り返すバカが蔓延るんだろうかと、ゲキ辛口で恐縮ですが(^_^;)、私には理解出来ません(^_^;)。「美」の認識、差異がそうさせているのか、わかりませんが、日本は美しい国と私は思っています(笑)。10年前から不思議研究所のもりけん(森田健)さんのファンでもあるのですが(笑)、彼が「愛は技術」と彼自身の言葉だったか誰かの言葉を引用したのか忘れましたが、この「愛は技術」って良いフレーズだなって思っています(^^)。日本の技術開発は、まさに「愛は技術」というのがピッタリな感じがします。日本が一番好きです。またお邪魔させて頂きます(笑)。
Posted by HNほっこり at 2014年02月20日 14:24
HNほっこりさん、こんばんは(^-^ )

「明治維新、戦後と、日本の良さがここ100年でこんなにも崩れてしまうなんて、白人優位主義と事大主義、許せないです。」という言葉を読んで「海賊とよばれた男」が無性に読みたくなってきました。

そして「愛は技術」という言葉、日本の技術開発に本当にぴったりですね!不思議研究所のHPを覗いてみました。面白そうです。
Posted by やまと at 2014年02月22日 00:03
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